『Mionix – Naos7000』を愛用する私の元に明るいニュースが飛び込んだ。
Cooler Masterは、Pixartの「PMW3360」センサーを搭載した高性能ゲーミングマウス「MasterMouse MM530」、「MasterMouse MM520」を22日に発売する。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格はいずれも5,180円前後の見込み。(引用元:PC Watch)
DRTCM37クローンのMM530が注目される中、今回は小型Ikariとも言える形状をしている『MM520』のレビュー。
似ているマウスの『SteelSeries – Ikari Laser』『Mionix – Naos7000』と比較しつつ、まとめていこう。
1つ目はマウス左側(親指側)のラバーである。旧モデルではマウスの左右にラバーがあるのに対して、『MM520』ではマウスの右側のみにラバーが張り付けられている。一見するとマウスのグリップが弱くなるため、あまり良い印象ではないが、むしろこのデザインがサイドボタンへのアクセスをスムーズに行うことができる理由のように思える。
2つ目は「DPI変更ボタン(2ボタン)」が「TactiXボタン(1ボタン)」に変更されている点である。デフォルトの設定ではこのボタンを押すことによって、高度なキーの組み合わせを利用できるというもの。このボタンも他のボタンと同様にキー割り当てをすることも可能で、従来のDPI変更ボタンとしても利用可能だ。
マウスのデザインはNaosを小型化したというのが率直な感想。Naosと異なる点は親指と小指のスカート(指を置く部分)がなく、つかみ持ちに特化したデザインになっている。マウス表面は梨地加工でサラっとしていて、手に馴染む。クリック部分はセパレートタイプを採用しているため、最近のマウスにありがちな一体型よりも歪みが少なく、高速クリックがしやすい構造になっている。トレンド(?)のRGBカラー1680万色のLEDにはもちろん対応。細部にまでつかみ持ち特化のアイデアが施されているように感じる。
最新光学式センサー「PWM3360」搭載。最大DPI12000で最小DPI100から100DPI刻みで変更可能。今回はこのセンサーを以下の環境で「Mouse Tester v1.2」を使用して検証した。
ソフトウェア:Mouse Tester v1.2
設定ソフトウェア ver:1.12
マウスFW ver:V1.00.14
マウスパッド:ZOWIE – G-SR
ポーリングレート:1000Hz
OSマウス感度:6/11
400DPI:誤差の範囲とも言える乱れがあるが、ほぼ乱れはない。
800DPI:左右切り返し時にごく僅かに乱れが確認できるが、致命的というレベルではない。
5000DPI:やや大きめの乱れを確認。
12000DPI:5000DPI設定時よりも大きな乱れが確認できる。競技向けゲームにはオススメできない。
結果的には高DPI設定の際に大きなブレを計測した。ゲームプレイで12000DPIを使用するユーザーはいないと思われるのでセンサーの性能としては申し分ない。「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」「Overwatch」などをプレイしたが、プレイに支障をきたすブレを感じることはなかった。
マウスソールは上下左の3ヶ所。親指側にのみマウスソールがないが、ゲーム中に違和感を感じることはなかった。
追記:分解しました。
『Cooler Master – MASTERMOUSE MM520』分解画像
https://re4ction.org/archives/2343
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