今シーズンから韓国国内のプロリーグ(APL,OGN PSS,PWM)を統合、『PUBG KOREA LEAGUE 2018 Season2(以下、PKL #2)』となり、10月1日からGroup予選が開幕する。この大会では8週間かけて開催される予定で、全32チームが参加する。
PKL #2を開催するにあたり、選手の意見を取り入れ、従来の順位が重要になるルールから海外の大会でも採用されているキルが重要になるルールへと変更された。また、待ちの強い3人称モード(TPP)をなくし、より競技性に優れた1人称モード(FPP)が採用された。その他にも、車両の固定リスポーンや武器のドロップ率、エリア収縮速度を従来よりも遅く設定し、より好戦的な試合展開になる見込みだ。
PUBG CorpはPKL #2に合わせて、参加するプロチームに関連したゲーム内アイテムを販売予定でアイテム収益の25%をチームに還元し、プロチームへの支援を行っていくことも発表されている。
ルール
ルールとキルポイントは以下の画像のように変更された。
(1位8ポイント/2位4ポイント/3・4位2ポイント/5位以下0ポイント、キルポントは1キル1ポイントとなっている。)
グループA注目チーム&プレイヤー
DeToNator KOREA
メンバー:DDoCHI、ISCO、Hikari、Klocky
前シーズンでは大幅なメンバーチェンジが功を奏し、絶対的エースのGiken選手(現OP Gaming Hunters所属)がキルランキングで1位を記録するなど、フラガーに恵まれた。今シーズンからはBon’s Spirit Gaming LunaからISCO選手、KONGDOO ReddotからKlocky選手を獲得し、十分すぎる補強を行った印象。韓国サーバースクアッドレート1位で期待の若手プレイヤーHikari選手が加入し、パフォーマンスを発揮できるかキルポイント重視の新ルール攻略のカギとなるだろう。
OP Gaming Hunters
メンバー:BreakNeck、Taemin、Giken、SexyPIG
前シーズンでトップのキル成績を残したプロリーグ界屈指のフラガーを獲得したOP GamingはHuntersとRangersをそれぞれ補強する形となった。Giken選手(前DeToNtor KOREA所属)、SexyPIG選手(前Gen.G BLACK所属)の加入はキルポイントを重視したルールにピッタリなフラガーだ。プレイヤースキルは十分なだけにチームとしての戦術のクオリティが求められる。間違いなく、リーグ上位を目指せるチームのはずだ。
OGN ENTUS Force
メンバー: SeongJang、indigo、kAyle、YaKK
hyoil選手がチームから脱退したが、今回の大会に参加するメンバーはオリジナルメンバー。代わりにMickey選手を獲得したが、他のプロチームのような補強と呼べるメンバーチェンジは行っていない。AfreecaTV PUBG League Season2(以下、APL S2)の王者は8月25-26日に行われたOGN SuperMatchで3位を記録、シーズン中は振るわなかった成績も安定してきているように思える。高い組織力を生かした戦略に要注目。
KONGDOO Reddot
メンバー: Merald 、voici、Slaco 、Curious
前シーズン終了後、Evermore選手がKDRで活動を行っていたが、9月9日に脱退。Klocky選手(現DeToNator KOREA所属)、style選手(現Afreeca Freecs Fatal)が脱退している。これだけ主力の選手が抜けたにも関わらず、OGN SuperMatchでは1位を獲得。キルポイント重視のルールにいち早く対応できたチームと言っても過言ではない。APL S2では2位という惜しい結果だったが、今回はPKL優勝を目指せるポテンシャルを持つ、非常に優秀なチームであることは間違いない。
放送概要
PKL #2の放送はOGN公式TwitchチャンネルとAfreecaTVで毎週交互に配信される予定だ。今回紹介したPKL #2 予選グループAは、OGNが10月1日18:00より放送する。ルールが変わり、より好戦的になる韓国プロリーグは盛り上がること間違いなし!