【World War 3 レビュー】World War 4がとても楽しみだ

 2018年10月20日午前3時33分、発売延期との疑惑もあった『World War 3(以下、WW3)』は予定の1時間30分遅れで発売された。今回の記事はWW3をプレイした感想なので、WW3の概要に関しては”発売日迫る『World War 3』、新たなFPSに現代戦ロスの我々を救う理想郷はそこにあるのか“を見ていただきたい。

サーバーが問題ではなかった

 発売前のWW3公式AMA回答集では、EU(ヨーロッパ)/NA(北アメリカ)の2つの地域でサーバーを運営することが発表されていたが、新たにアジアサーバーが追加されたため、APAC地域のユーザーにとってPING(応答速度)に差はあるものの、ほぼ快適にプレイすることができるようになった。WW3公式Twitterのツイートによると、様々な地域にサーバーを追加していくことを既に発表しており、日本サーバーも追加されそうだ。

 以前の記事では、アジアサーバーがないことによってゲーム上でとてもつもないラグ(遅延)が発生し、シューティングゲームとして成立しないということを懸念したが、私を含め友人とプレイした感じではそのようなラグを感じることはなかったように思える。

World War 3の革命

・グラフィックがキレイ
 発売前のトレイラーでも話題になっていたとおり、ゲームのグラフィックはとてもキレイだった(以下の画像はフルHD、オール低設定)。同じUnreal Engine 4を使用しているPUBGと比べてもそのキレイさは段違いだ。オブジェクトの出来が良いかと言われると微妙な部分もあるが、近年発売されたFPSの中ではトップクラスのグラフィックであることは間違いない。

・撃ち合いが面白い
 このゲームの武器の精度やダメージ力はとても洗練されている。PUBGのように武器の精度が低く、おまけに反動パターンもバラバラといったことはなかった。CS:GOやR6Sのような銃の感覚に似ているが、WW3はレーザーのごとく弾が飛んでいくため、比較的距離の離れている敵でも簡単に倒すことができた。

 このような規則的な反動パターンを持ち、精度の高いゲームは初心者と上級者の間に差が生まれるシビアな撃ち合いが求められるゲームになってしまう。これについては人によって好き嫌いがあるので言及はしないが、私は好意的にとらえている。

 武器はユーザーがカスタムできる仕様になっていて、好みに合わせた照準サイトやアタッチメントに交換可能だ。選択の幅を持たせて、よりゲームを楽しむことができる。アタッチメントや武器はゲーム内マネーで購入することができ、ゲームのプレイ毎にマネーが貯まるシステムとなっている。

World War 3の?

 ここまでは前菜。さあ、メインを味わっていただこう。まずはこの画像を見て頂きたい。果たして何をしている画像か分かるだろうか。

・ゲームとして臨場感がない
 「スクリーンショット用に武器を消すモード?」「グレネードを構えているところだ!」。残念、不正解。正解は「プレイヤーが走っているところ」である。

 走るときの武器のモーション入れ忘れたのかと納得したのだが、どうやらWW3の制作チームには走っているときに武器が見えないらしい。この描写がリアルかどうか別として、ゲームとして走っている感覚を味わえないのはいささか疑問に感じた。

・クロスヘアが小さい
 FPSをプレイする上でAIMの基準となるクロスヘアがあまりにも小さすぎる。おそらくここまでの画像を見てクロスヘアの存在に気づいた人は100%いないだろう。

 プレイヤーがスプリント状態(走っているとき)のみ、点が表示され歩き状態のときは十字のクロスヘアが表示されるというゲームはあるが、WW3は常にゴミや塵レベルに小さい点が表示される。(以下の画像は画面の真ん中を拡大し、クロスヘアらしき点を丸で囲んだもの)

・味方と敵の区別がしづらい上にFFアリ
 Battlefield(以下、BF)シリーズでは味方の頭上にプレイヤーネームが表示され、敵と間違えることはほぼない。一方、WW3はわずかな四角いマークが表示されるだけだ。BFシリーズをプレイしていた私たちが頭上を見て敵と味方を判断しているだけと言われたらそれまでなのだが、見づらいというのは理解いただけるだろう。

 その上、FF(味方にダメージを与えることができる仕様)アリのため、度々味方を誤って撃ってしまったり、味方に撃たれてしまった。競技向けのルールならまだしも、コミュニティサーバーでFFアリは意味があるとは思えない。Fortniteの50vs50で味方に建築を壊される、”あの感覚”にとても似ている。

World War 4は面白くなる

 今回のWW3をプレイしてDICEのスゴさを改めて感じてしまった。間違いなく比較される両者だが、現段階ではBFシリーズとの間に大きな差を感じてしまう結果となった。WW3はBattalionと同じ『残念FPS』だ。

 ゲームのストーリーやシステムはとても面白かったものの、FPSを作るためのノウハウが不足しているためか中途半端なクオリティのFPSの雰囲気を存分に味わうことができた。アーリーアクセス版だからまだ未完成品という印象ではなく、根本的な何かを感じる。

 これからのアップデートで改良することはできると思うが、ゲームを作り直すレベルでないと解決できそうにない特有のゲーム性がまとわりついてくる。

 しかし、撃ち合いに関してはシビアで面白く、CS:GOやR6Sが好きなユーザーは楽しむことができると思う。未発展のFPSだが、影ながらこっそり応援してあげたい。

 あのゲームを面白いと感じ、このブログが見当違いだと言う方はWW3を全力で応援してほしい。でないと、BFシリーズのようにプレイ人口が減り、近い将来に消えてしまう。OP7やSF2でFPSを覚えた私が国内サービス終了で悲しくなった気持ちと同じ気持ちを味わうことになってしまうだろう。

 The Farm 51は『World War 4』で素晴らしいゲームを発表することになる。残念ながらWW3は私の望むようなゲームではなかった。DICEが現代戦のBFを発売する前にいち早くリリースしてほしいものだが、どうやらその夢が実現するのは難しそうだ。

そんな『World War 3』はSteamにて3300円で発売中。無限ロードが楽しめる今作は架空の第三次世界大戦を舞台にし、新進気鋭のチームによって制作されました。

 


mush1to

『RE:Action!(2015-)』の管理人。千葉県生まれインターネット育ちの未成年。FPSとゲーミングデバイスが得意分野。

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