【レビュー】最新型ゲーム向けセンサー搭載!中国限定の『Microsoft Pro IntelliMouse』名実ともにゲーミングマウスとなった究極版IE3.0の実力はいかに

 Razer DeathAdder・Logicool G403・ZOWIE EC1/2など、全ての右手用ゲーミングマウスの元となっている名機『Microsoft IntelliMouse Explorer 3.0(以下、IE3.0)』の復刻版、『Microsoft Classic IntelliMouse(以下、Classic IE)』が発売されたことは記憶に新しいが、蓋を開けてみればゲーム向きとは呼べないセンサーで結果として多くのゲーマーの期待を裏切ってしまった。

 だが、このClassic IEには上位版が存在している。その名も『Microsoft Pro IntelliMouse』、通称Pro IEと呼ばれているものでこちらは中国限定販売品。デザインはそのままにセンサー・ケーブルなどゲーム向けに再設計された、まさに究極版IE3.0というわけだ。

 先日の中国・深セン観光中に世界最大の電気街”華強北”の華強電子世界という小規模のショップが集合しているビルで、深センでは数少ないゲーミングデバイスショップを見つけ、無事にPro IE/シルバー&ホワイトを400元(公式価格は399元)で入手することができた。

 

Classic版とPro版のスペック比較表

 ClassicPro
カラーシルバーのみシルバー&ホワイト、ブラック&シルバー
最大解像度3200cpi16000cpi
最大トラッキング速度40ips400ips
最大加速度フレームレート3000fps12000fps
ケーブルビニール被膜布巻き
サイドボタンプラスチックラバー・滑り止め加工
LED白のみRGBライト
価格3300円ほど399元(約6600円)

 

Pro IntelliMouse 外観レビュー

 Pro IEはシルバー&ホワイト、ブラック&シルバーの2種類展開。Classic IEはIE3.0と同じくシルバー一色だが、Pro IEでは旧型のカラーを継承しつつも、ほかのゲーミングマウスでは見られないツートンカラーのおしゃれなデザインとなっている。(ちなみに『Microsoft IntelliMouse Explorer 3.0 Legends Edition』はホワイトカラーだった。)

 

シルバー・ホワイト・ブラックのシンプルな配色。

 

 ケーブルはゲーミングマウスの標準的な布巻きケーブルを採用。巻き癖は付きにくいが、芯があるような硬いケーブルなので決して快適とは言えない。

フェライトコアはなく、USB端子自体に金メッキ加工はされていない。

 

 IE3.0・Classic IEではプラスチックだったサイドボタンも、シリーズ史上初めてラバー・滑り止め加工が採用された。サイドボタン自体のデザイン変更はないものの、滑り止め加工によってサイドボタンを多く使用するゲーマーにとっては良い変更となっただろう。

 

 最もゲーミングマウスらしい変更の一つであるRGBライト。公式ソフトウェアから設定することができる。なお、この機能の詳細は後述する。

ホワイトカラーもあってか、かなり綺麗に発色している。

 

 マウスソールはIE3.0・Classic IEから変更なし。従来の汎用マウスソールを使用することができる。

IE3.0用の交換用マウスソールは大抵どのブランドにもあるので入手性はかなり良い。

 

センサー レビュー

 Pro IEの最大で最高の変更点ともいえるセンサー『Pixart PAW3389PRO』はPixart PMW3389のカスタムモデルだと思われる。最大解像度16000DPI、最大トラッキング速度400ipsを誇るこのセンサーは、Classic IEに搭載されているBlueTrackと比べると大幅なスペックアップと言える。現状のゲーミンググレードセンサーの中でもトップクラスの性能を誇り、これはLogicool PROワイヤレスゲーミングマウスなどに搭載されているHERO 16Kと同等の性能だ。

 

 センサーの疑似的検証ソフトウェア「Mouse Tester v1.2」を使用してテストを行った。環境は以下の通り。

ソフトウェア:Mouse Tester v1.2
マウスパッド:ARTISAN – 飛燕 XSOFT NINJA FX XL
ポーリングレート:1000Hz
OSマウス感度:6/11
PC環境:https://re4ction.org/archives/2273

 

 400cpiから最大の16000cpiまで大きなブレはほとんどなく、かなり良い仕上がりとなっていた。IE3.0から言われ続けていたセンサーの問題は完全に解消されたと言っても良いだろう。

 

ソフトウェア レビュー

 Pro IEでは設定ソフトウェアとして『Microsoft Mouse and Keyboard Center』を使用する。公式サイトの言語を中国語に変更するとPro IEの存在を確認できる。(リンク

 キーボードのキーやマクロはサイドボタン・ホイールボタンにのみ割り当て可能。メインボタンは入れ替えのみ。

 

 CPIは50刻みで変更可能。X軸・Y軸別々に変更することはできない。

 

 Pro IE特徴のRGBライト。あらかじめ用意されたプリセットを使えば水色やオレンジといった複雑な色も簡単に設定することができる。ライティングの設定は特になく、オフにする設定も存在していないが、ライトの色を黒にすることで底面のカバーに馴染み、消灯と同等の効果が得られる。

 

まとめ

 Classic IEから一転、Pro IEはまさに名実ともに初めてゲーミングマウスとなったIE3.0であり、センサーや細部のデザインからもそのコンセプトは見て取ることができる。最近のミドルクラスで採用され始めているPMW3360センサーではなく、最新のPMW3389グレードのセンサーを採用した点もかなり良かった。

 

 ゲーミングマウスとして真のリバイバルを遂げたPro IEだが、一番の難点は中国国内でしか取り扱いがなく、通販サイト経由での輸入においても時間とお金がかかってしまう入手性の悪さが目立つ。しかし、そのことを差し置いて考えてみれば、原点にして頂点の神マウスが帰ってきたといっても過言はないだろう。

 なお、記事執筆時点では日本での販売予定はない。

 

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mush1to

『RE:Action!(2015-)』の管理人。千葉県生まれインターネット育ちの未成年。FPSとゲーミングデバイスが得意分野。

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