【レビュー】ついにここまでキタ!50ドル・超軽量53グラム・最新PMW3389センサー、三拍子揃った『Cooler Master MM710』がホントに良い

 Finalmouseから始まったハムカムデザインを採用したゲーミングマウス。Finalmouse最新作の『Finalmouse Ultralight 2 – CAPE TOWN』は13980円とゲーミングマウスではかなり高額ながらも日本のショップでは30分で売り切れる脅威の人気を見せた。

 そして、今回レビューする『Cooler Master MM710』はまさにライバルマウスとも言える。他社のマウスから何かを引っ張ってくることに定評があるCooler Master(参考記事)がAlcor・Mizar・MM530のように再び本家を食ってかかって出た。これは私の意見というわけでなく、Cooler Master公式TwitterがFinalmouseに対してアクションを起こしている。

 ハイエンドのゲーミングマウスが8000~14000円の中、MM710は最新型ゲーム向けセンサーPMW3389を搭載し、流行りのハニカムデザインで超軽量53gを実現した上で価格はたったの49.99ドル(約5400円)。とんでもない最新型バケモノマウスをありえない価格で出してきたというのがMM710のストーリーであり、話題になっている理由ということだ。

 

Cooler Master MM710のスペック表

 MM710
カラーブラック、ホワイト
マウス表面加工マット、グロッシー
最大トラッキング速度400ips
最大DPI16000DPI
ケーブルFixed Ultraweave cable
LEDなし
重量53g(ケーブル含まず)
価格49.99ドル(約5400円)(※米Amazon販売価格)

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外観

 最近のマウスでは珍しいかなり簡素なパッケージ。中国ブランドの低価格帯ゲーミングマウスを買ったことがある人にしかわからないあの感覚を味わうことができる。ただし、簡素な部分はあくままでもパッケージなので、マウス自体への支障は何ら問題ない。

パッケージにダメージがあるのはこの子がアメリカから来たから。日本で購入する場合はこの子のようにはならないはず。

 

 内容物は緩衝材に包まれたマウスと説明書、予備のマウスソール1セット。マウスソール単品で購入してしまうと2セットで1000円近くする高級品かつ消耗品のマウスソールが最初から1セット同梱されている点はとてもありがたい。マイクロスイッチやケーブルをカスタマイズする上級者にも優しくなっている。

 ケーブルは最近流行りのパラコードっぽいフレキシブルケーブル。本家CeeSAのParacordに比べると、太さでも柔らかさでも劣るが、標準装備としてなら十分すぎるもの。ケーブルの突っ張り具合などで不快になることはなく、まるで無線マウスのようにも感じる。(と言われている。)

 

 MM710の側面に関しては、ハニカムが浅い位置までしかデザインされていない。おそらく親指を置くと思われるサイドボタン下手前までに留めることで、マウスを握ったときの違和感を無くすためだと思われる。また、写真を見て分かるようにマウスの後部にかけて盛り上がっている。

左側面

右側面

 

 センサーからやや上の部分からくびれが始まる左右対称デザイン。透けて見えるプリント基板からもその小ささが見て取れる。

裏面

 

センサー

 MM710では最大解像度16000DPI、最大トラッキング速度400ipsを誇るPixArt PMW 3389を採用。MM710よりも少し前に発売されたライバルマウス『Finalmouse Ultralight 2 – CAPE TOWN』やZOWIE製マウスに採用されているPixArt PMW 3360(最大トラッキング速度250ips)に比べると、単純なセンサー性能自体はMM710の方が高い。ちなみに250ipsは毎秒6.25m、400ips(400in/s)は毎秒10.16mまでトラッキング可能であるということだ。最大トラッキング速度が高ければ高いほど、ゲーム中の急な激しいマウスの操作(例:FPSのフリックショット)の際に正確にトラッキングすることができるということになる。

 センサーの疑似的検証ソフトウェア『Mouse Tester v1.2』を使用してテストを行った。環境は以下の通り。

MM710ファームウェア:v1.02.00
※MasterPlus表面チューニング機能でチューニング済み
ソフトウェア:Mouse Tester v1.2
マウスパッド:ARTISAN – 飛燕 XSOFT NINJA FX XL
ポーリングレート:1000Hz
OSマウス感度:6/11
PC環境:https://re4ction.org/archives/2273

 

 400cpiから最大の16000cpiまで大きなブレはなく、良い仕上がりとなっている。MM710(1400DPI設定)を使って、League of Legendsを数戦プレイしたが、ゲーム中にカーソル飛びなどのセンサーに異常を感じることはなかった。

 

ソフトウェア

 MM710では設定ソフトウェアとしてCooler Master製デバイス統合ソフトウェア『MasterPlus』を使用する。こちらは公式サイトからダウンロード可能で日本語にも対応している。

 キーボードのキーやマクロは左クリック部分以外に割り当て可能。『MOUSE COMBO』という機能を使うことで、ホイール下にあるボタンと同時押しでさらに割り当てすることもできる。

 

 DPIは最小200DPIから100刻みで調整可能。使用するユーザーは少ないとは思うが、X軸・Y軸をそれぞれ設定できる。『表面チューニング』機能を使用すると、ソフトウェアがマウスパッドの表面を解析し、快適なトラッキングライフを手助けしてくれる。

 

 マクロ記録時に入力遅延を入力したそのまま記録できるのはもちろんのこと、カスタマイズ機能を使用することで一つの入力ごとに遅延を入れることができる。インポート・エクスポートも可能なため、バックアップさえ取っておけば有事の際、簡単に復旧することが可能だ。

 

 複数のゲームをプレイするユーザーにとって嬉しい最大5つまで設定可能なプロファイル機能。EXEファイルを指定することでソフトウェア上で切り替えずとも、自動で設定したプロファイルに設定を変更してくれる優れもの。ドライバ不要、プラグアンドプレイのゲーミングマウスが増える中、これらの機能を重宝しているユーザーがいることは否定できない。

 

感想

 MM710を使った第一印象は日本人の手にかなりフィットするということ。今まで使っていた『Finalmouse Ultralight Phantom』に比べるとかなりコンパクトな設計になっていて、これはゲーミングマウス全体としても小さめの分類に入る。大きさは『Logicool G304』などに近く、女性でも無理なく使用できるサイズだと言える。

セパレートタイプのクリック…!!

 

 そして軽い。ハニカムデザインを取り入れ、たった53gしかないマウスは67gのマウスから移行した私でも軽く感じるので、一般的なゲーミングマウスから移行する人たちにとってはもはや”無”に感じるかもしれない。ただし、このタイプのマウスを使ってきて感じたことはハニカムデザインによってマウスの汚れが目立つため、こまめに清掃をして清潔に保つことがベストだろう。

 ホイールはゴリゴリするタイプ。ゲーム中にホイール多用する愛好者にとってはかなり嬉しい。ホイール自体に斜めの切り込みが入っているが、あまり感じることはない。

これはマイクロスイッチオタクにしか通じないと思うんですけど、K(50M)より耐久回数は少ないですが、7N(20M)のほんのり柔らかいクリック感が好きです。

 

まとめ

・最新技術が詰まったCooler Masterの渾身作

・たった50ドル(日本での価格は未定)で買えるため、初めてのゲーミングマウスにオススメ

・軽い。本当に軽い

 『Cooler Master MM710』は、最新技術の詰まったゲーミングマウスでありながらたったの50ドルで買えてしまうバケモノマウスである。ただ、現時点では海外からの輸入のみで国内から気軽に購入することはできない。(日本での価格は未定ではあるが、Cooler Masterからサポートを受けているユーザーが1万円以下で発売するというツイートをしている。/ リンク

 価格を抜きにしても、最新型ゲーム向けセンサーPMW3389にハニカムデザインと何でも載せとも言えるMM710は、新たなゲーミングマウスを探しているユーザーにとって大きな選択肢となるだろう。初めてのゲーミングマウスからコアゲーマー、男性・女性、ゲームタイトル問わず、PCゲーマー全員に胸を張ってオススメしたいそんな一品となっている。

 唯一の欠点と言えばその見た目だが、ゲーミングマウスが進化した結果であるからそこだけは目を瞑っていただきたい。

 

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mush1to

『RE:Action!(2015-)』の管理人。千葉県生まれインターネット育ち。FPSとゲーミングデバイスが得意分野。

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