グローバル版よりも最新な中国版「MuMu App Player」をランチャー変更・日本語化して快適に使う方法

MuMu App Playerとは

 中国のIT企業NetEaseが開発したゲーム向けAndroidエミュレータです。最近では動作の軽快さや安定性が評価され、他のエミュレータに不満を持ったユーザーが乗りかえることも多くなり、日本人の間でも認知度は高まっています。

 

なぜ、グローバル版よりも中国版の方が良いのか?

 MuMuには日本語などの複数の言語に対応した”グローバル版”と中国語と英語のみに対応した”中国版”が存在します。グローバル版の更新頻度はあまり高くはありません。そのため、リリースが新しいアプリやアップデートによって仕様が変更されたアプリでは操作・表示に不具合が出る場合があります。

 しかし、中国版は1週間毎にバグや新しいゲームに対応した新バージョンが公開されます。また、記事執筆時点ではグローバル版と中国版に大きなバージョンの差があるため、中国版にある便利な機能のいくつかはグローバル版では使えません。

 

中国版のメリット・デメリット

メリット
・最新のバグとアプリに対応
・アプリのクローンを作成可能 ※1
・操作を録画・再生可能 ※1

デメリット
・導入までに手間がかかる
・Androidの言語は英語か中国語のみ ※2
・初期のランチャーが使いづらい ※3
・エミュレータのUIは中国語のみ 英語に変更可能(※追記 3.2を参照してください)

※1:記事執筆時点でのグローバル版では使用不可。
※2:日本語化可能。ただし、一部は不可能。
※3:外部ランチャーの導入で改善可能。

 

1.中国版のダウンロード

 こちらのリンクへ進んでください。”下载”の横のリンクからダウンロードできます。x86(32bit版)、x64(64bit版)は適宜選択してください(私は64bit版を使用しています)。”最新测试”が最新版、”推荐下载”が推奨ダウンロード版(安定版に近い立ち位置)です。基本的には最新版で構いません。

更新頻度は他のエミュレータに比べても異常です。

 

 MuMuをPCにインストールします。なお、グローバル版がインストールされている場合は中国版をインストールすることはできません。

 

2.MuMuの設定

 UIから横に3本並んだアイコンをクリックし、”设置中心”を押すと設定ウィンドウが表示されます。設定によっては再起動を求められますが、すべての設定の設定を行った後に再起動すると手間が省けます。なお、以下の設定は再起動後に適用されます。

 

“基本设置”:rootの項目にチェックを入れるとroot化できます。アプリによっては起動できなくなるものもあるのでオフで構いません。

“高级设置”:DirectXにチェックを入れてください。アプリの表示が乱れる場合はOpenGLを選択してください(個人的に非推奨)。CPUの設定は高がオススメです。加速はチェックをし、アプリの表示が乱れることがあれば外してください。

 

“界面设置”:解像度の設定ができます。お好みで構いません。

 

3.Androidの言語設定を英語に変更

 言語設定を英語に変更する必要はありませんが、手順がわかりやすく伝わるように一度変更します。設定アプリを起動し、画像の項目をクリックして進んでください。

 

 その後、次の画像の項目をクリックし、Englishへ変更してください。

 

3.1. Android内の時間を日本時間に変更

 初期設定で中国時間に設定されているため、日本時間に変更します。設定アプリを開き、Date & time → Select time zone から Japan Standard Time に変更してください。

 

3.2. UIを英語に変更 ※2021/02/03追記

 ファイル保存場所(\MuMu\emulator\nemu\EmulatorShell\language\config.ini)に存在する[zh_CN]の部分を以下のように変更すると、UIが英語に変更できます。

[zh_CN]
ui_text=日本語
qm_custom=emulatorshell_ja.qm
qm_common=common_zh.qm
qm_qt=qt_zh_CN.qm

 

4.Playストアの導入

 中国版の初期状態ではPlayストアがインストールされていません。そのため、Playストアと動作に関連するアプリをインストールします。「KK Helper」というアプリを開きます。

 

 ”Install Google Play”をクリックし、インストールが成功した後に”Reboot Device”をクリックして再起動をします。再起動後に”Play Store”が追加されていれば成功です。Playストアを開き、ログインをしてください。

 

5.ランチャーの設定

 MuMu中国版のランチャーはグローバル版と違い、アプリの広告が強制的に表示されるため、使いづらいです。そのため、外部ランチャーの「Nova Launcher」を導入します。Playストアからインストールしてください。

 

 Nova Launcherを開き、初回セットアップを行います。Next → お好みの色 → Dock icon(※オススメ設定)→ Applyと進んでください。初回セットアップが終了したらホーム画面に戻り、UI左下にあるホームボタンを長押しした後に離します。

 

 Nova Launcherを選択し、ALWAYSを選択してください。その後、MuMuのウィンドウの×ボタンをクリックし、左の黒いボタンを押して再起動してください。(ここで青いボタンを押すとMuMuが終了します。)

 

 再起動後、画像の画面になっていたら成功です。ホームに表示されているのはショートカットです。初期状態では散らかっているので整理すると良いです。

 

 Androidの言語を英語のままで良いという方はここで終了です。Playストアやこれからインストールするアプリの言語設定が英語になってしまうのが嫌な方は次の手順に進んでください。

 

6.adbをWindowsのコマンドプロントで使える環境を導入する

 とてもわかりやすい解説ページがありましたので、こちらをご参照ください。

 

7.日本語化する

 Playストアから「MoreLocale 2」をインストールしてください。

 

 Androidの設定アプリを開き、Developer optionsを押して進みます。USB debuggingをオンに切り替えます。

 

 MuMu側でMoreLocale 2を起動し、スクロールしてJapaneseを選びます。

 

 次の画像のように表示されるので”Use ‘pm’ command”を押します。押した後は2枚目の画像のような表示になります。

 

 

 そのままの状態でWindowsのコマンドプロントを管理者として実行し、以下のコードを入力し、エンタキーを押してください。

adb connect 127.0.0.1:7555

 最後の行が”connected to ~”になっていれば成功です。

 

 次に以下のコードを入力してください。

adb shell pm grant jp.co.c_lis.ccl.morelocale android.permission.CHANGE_CONFIGURATION

 次の画像はコードを入力し終え、ここまでの状況のものです。エンタキーを押すとコードが実行されます。

 

 その後、MuMu側のMoreLocale 2に”Permission is granted”というポップアップが表示されたら成功です。(ポップアップはすぐ消えるので確認できないかもしれませんが、コマンドプロント上で特にエラーを吐いていなければ問題ないです。)

 先ほどと同じ手順でJapaneseを押します。Playストアを起動し、日本語化されていれば成功です。反映されていない場合はMuMuの再起動を行ってください。また、アプリによっては日本語の設定を認識しないため、”ロケールの詳細な変更(英語:Custom Locale)”から言語をJapanese、地域をJapanと設定するのがオススメです。

 

まとめ

 いかがだったでしょうか。少し手間がかかりますが、MuMuはとても良いAndroidエミュレータなのでやるだけの価値はあると思います。

 なお、今回はバージョン2.4.11を使用していますが、MuMuのアップデートによって紹介した手順ができなくなる場合も考えられますのでお気を付けください。

 また、今回紹介したものは自己責任で導入をしてください。もし、トラブルが起きたとしても励ましの言葉しかかけられませんのでご了承ください。m(^._.^)m

 

[以下のリンクからPaypal経由で100円からドネートすることができます。ご協力のほど、よろしくお願いしますm(^._.^)m]

https://ko-fi.com/mush1to


「グローバル版よりも最新な中国版「MuMu App Player」をランチャー変更・日本語化して快適に使う方法」への9件のフィードバック

  1. インストールしたいアプリに日本版、北米版などがあり、日本語化しても北米版がインストールされてしまいます。
    日本版をインストールする方法はありますか?

    1. おそらくMuMu(Android)の地域設定が日本になっていない、もしくは正しく読み込まれていない可能性があります。
      記事中の6.と7.のMoreLocale 2の設定を再度見直してみてください。(特に7.下線部)
      また、これらで解決しない場合は外部ストアからapkファイルを直接インストールする方法が良いと思います。
      もしくはアプリ名を教えていただけるとこちらでテスト可能です。

      1. お返事ありがとうございます、中国版もう一度入れ直して試してみます。
        アプリは「ライフアフター」です、サーバー選択時に「日本エリア」でプレイしたいのですが「北米エリア」が出てしまいます。よろしくお願いします。

          1. アンインストールと設定何度かしてみたら自分も出来るようになりました!
            ありがとうございます。
            これから中国版で出来ること色々試していこうと思います。

  2. 記事のとおりにセットアップを進めたら無事にUI英語、Androidは日本語化出来ました。いくつか質問です。
    ・音量設定やホームボタンが表示されるツールバーは中国語のままなのですがこれは変更不可なのでしょうか?
    ・mumu中国版を起動しているとたまにデスクトップの右下に広告?が表示されます。これは対策不可能でしょうか?
    よろしくおねがいします。

    1. UIはAndroidではないので日本語化できません。
      また、ランチャーを変更しても広告が出るのであれば削除できないものと思われます。

      1. 了解しました。
        返信ありがとうございます。
        もう一点質問です。
        ゲーム(アプリ)を起動した際の「外服加速」は有効にしたままのほうが良いのでしょうか?OFFにしようとすると「检洲到该游戏正在运行中,关闭 闭l外服加速l? 」(翻訳:ゲームが実行されている大陸を確認し、外部サーバーアクセラレーションを閉じますか?)と警告されたのでとりあえず「外服加速」をOFFにしています。
        現状不具合はないのですが調べても探せる範囲では解説サイトがなかったので質問させていただきます。
        よろしくおねがいします。

        1. 外服加速は海外VPNという意味です。
          特定の国からのアクセスをブロックするアプリに対して使用するVPN機能をMuMu中国版は搭載しています。
          主に中国国内のユーザー向けて用意されているものですので、基本的にはオフで構いません。

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